『隻眼の残像』の舞台:長野県の雪山と国立天文台野辺山
2025年4月18日に公開される『名探偵コナン 隻眼の残像(フラッシュバック)』。
今回の舞台は長野県の雪山と国立天文台野辺山に決定しました。
コナン映画といえば毎年特殊な漢字の読み方が特徴的ですが、今回は”残像”と書いて”フラッシュバック”と読むという驚きの命名。

これは物語のキーとなる要素を示唆しているのかもしれませんね。
具体的な舞台として特報で明かされたのは、長野県にある八ヶ岳連峰未宝岳(やつがたけれんぽうみたからだけ)と国立天文台野辺山(のべやま)です。
この野辺山宇宙電波観測所は、標高1,350mの水蒸気量が少ない場所に位置し、周りを山に囲まれた平坦な地形が特徴。
寒冷地でありながら雪が少ないことから、電波の観測に最適な場所として選ばれたそうです。
ティザービジュアルに描かれている巨大パラボラアンテナは、この観測所の象徴的な施設です。
個人的に雪山を舞台にしたコナン映画は『銀翼の奇術師』以来という印象がありますが、今回は本格的な雪山サスペンスになりそうな予感。
エンタメファンとしては早くも期待が高まりますね。
長野県警の謎:大和敢助の過去と「隻眼」の秘密

今作の主要人物の一人となるのが、長野県警の大和敢助警部です。
大和敢助といえば、コナンファンにはおなじみの長野県警を代表する刑事。
特徴的なのは彼の「隻眼の隻腕」という独特な風貌です。
過去の事件で左目を失明し、左腕には傷跡があるという設定が知られていますが、その詳しい経緯は原作でもまだ明かされていません。
今回の映画では、その謎が深く掘り下げられるようです。
あらすじによると、長野県・八ヶ岳連峰未宝岳で大和敢助が「ある男」を追っていた時、何者かの影が敢助の視界に入り、気を取られた瞬間、ライフル弾が彼の左眼をかすめ、大きな雪崩に巻き込まれてしまいます。
そして10カ月後、国立天文台野辺山で事件が起き、敢助の左眼が突如激しく疼きだすというのです。
「あの日、俺は何を見たんだ…」という特報での敢助のセリフ。
このフレーズに物語の核心が隠されていそうです。
映画のタイトル『隻眼の残像』は、まさに大和敢助の左眼に残された何かの「残像(フラッシュバック)」が重要な鍵を握っているということでしょう。

長野県警といえば、大和敢助以外にも諸伏高明警部補や上原由衣刑事など個性的な面々が揃っています。
彼らもきっと重要な役割を担うことになるでしょうね。
国立天文台野辺山の魅力と物語での重要性
今回の舞台となる国立天文台野辺山は、実際に長野県南佐久郡南牧村野辺山にある研究施設です。
国内外から多くの研究者が訪れ、電波天文学の研究や装置の開発・改良などを行っている日本の重要な天文台なんですよ。
ティザービジュアルや特報に登場する巨大パラボラアンテナは、野辺山宇宙電波観測所の象徴的な設備です。
映画では、この天文台で研究員が何者かに襲われるという事件が発生し、物語が動き出します。
特報映像では「事情聴取のさなか天文台の巨大パラボラアンテナが動き出すと、負傷し隻眼となった敢助の左眼がなぜか突如激しく疼きだす…」と描写されています。
この天文台のパラボラアンテナが動くことと、敢助の左眼の疼きには何か関連があるようです。
コナン映画では実在する施設や地域を舞台にすることが多く、2024年公開の『100万ドルの五稜星』では北海道・函館市の五稜郭が重要な役割を果たしました。
今回も国立天文台野辺山が単なる背景ではなく、物語の鍵を握る重要な舞台になりそうですね。
実際の観測所は見学も自由にできるそうなので、映画公開後に聖地巡礼するのも楽しそうです。

映画好きとしては、実在の場所と作品世界が重なるのは特別な感動がありますよね。
物語を彩る登場人物たちと彼らの関係性
今作では長野県警と毛利小五郎の関係性が重要なポイントになりそうです。
特報であきらかになった情報によると、毛利小五郎の警視庁時代の同僚である”ワニ”と呼ばれる刑事から「未宝岳で敢助が巻き込まれた雪崩事故の事件ファイルに小五郎の名前があった」と連絡が入るようです。
これは小五郎の過去と今回の事件が密接に関わっていることを示唆しています。
特報映像では小五郎が「ついてくるな、遊びじゃねえんだ」と真剣に告げたり、涙を流すシーンも収められており、今回は小五郎にとっても特別な事件になりそうです。
また、長野県警の面々だけでなく、黒田管理官、目暮警部、佐藤刑事、高木刑事といった警視庁捜査一課のメンバーや、公安警察の降谷零(安室透)、その部下・風見といったおなじみのキャラクターも登場するようです。
これだけ多くの警察関係者が集結するということは、かなり大きな事件に発展する可能性が高いですね。
そして主人公・江戸川コナンは、「あの事故の日…」というセリフとともに特報に登場。
雪山での事件と国立天文台での事件、そして大和敢助の過去と小五郎の関係性。
これらの謎を解き明かすために、コナンが大活躍することは間違いないでしょう。

映画のあらすじには「果たせなかった約束と、隻眼に宿った残像。氷雪吹き荒れる山岳で、白き闇の因縁(ホワイトアウトミステリー)の幕が切って落とされる―」とあり、ミステリーとしても期待できそうです。
『隻眼の残像』から読み解く、コナン世界の新たな展開
『名探偵コナン 隻眼の残像』は、雪山という極限状態での推理戦が繰り広げられる作品になりそうです。
遭難、雪崩、ホワイトアウトという自然の脅威が加わることで、逃げ場が限られたクローズド・サークルの中での犯人探しというスリリングな展開が期待できます。
また、雪を活かしたスキーやスノーモービルを使った激しいアクションシーンも見どころの一つでしょう。
今作は「隻眼」というワードが題名に入っていることから、原作ファンの間では黒の組織の幹部「ラム」との関連を予想する声もあります。
ラムは「隻眼」という特徴を持つとされる黒の組織のNo.2であり、大和敢助の「隻眼」との関連性を想起させます。
本作が劇場版オリジナルストーリーながらも、原作の本筋に関わる重要な伏線を含んでいる可能性もありますね。

過去の長野県警関連のエピソードでは、雪山の寺院殺人事件や黒田兵衛との関係性など、様々な謎が提示されてきました。
今回の映画では、それらの伏線が回収される形で新たな展開が示されるかもしれません。
『隻眼の残像』は、単なるサスペンスを超えて、コナン世界の核心に迫る重要な一作になる可能性を秘めています。
2025年4月18日の公開が今から待ち遠しいですね。
Citations:
- https://castel.jp/p/10017
- https://www.oricon.co.jp/news/2357533/full/
- https://rinboowyaboow.com/nobeyama-nagano/
- https://note.com/mitu0000/n/n6b3c005b9f52
- https://www.itmedia.co.jp/news/articles/2412/04/news187.html
- https://www.entax.news/post/202412051600.html
- https://ddd-notes.com/archives/968
- https://ddd-notes.com/archives/983
- https://natalie.mu/eiga/news/602281
- https://natalie.mu/comic/news/602265
- https://10yu.net/post-9602/
- https://www.cinemacafe.net/article/2024/12/05/95845.html
- https://www.animatetimes.com/news/details.php?id=1733325452
- https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001145.000064643.html
コメント