トレヴォロウ監督の遺産を受け継ぐ!「ジュラシック・ワールド/復活の大地」で新たに始まる恐竜アドベンチャー

目次

「ジュラシック・ワールド/復活の大地」の見どころとストーリー

映画「ジュラシック・ワールド/復活の大地」は、「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」(2022年)の出来事から5年後の世界を描いています。

地球の環境は恐竜たちにとって住みづらくなり、生き残った恐竜たちは、かつて彼らが繁栄していた環境に似た熱帯地域に生息しているというセッティング。

私が個人的に楽しみなのは、この設定がどのように展開されるかですね!

新作の主人公は秘密工作員のゾーラ・ベネットで、彼女は製薬会社パーカー・ジェニングスのマーティン・クレブスに雇われ、極秘任務を遂行します。

彼女のミッションは、ティタノサウルス、ケツァルコアトルス、モササウルスといった陸、海、空の恐竜からDNAサンプルを回収すること。

このDNAは人間の命を救う可能性を秘めたワクチン開発のためとされていますが、実際のところどうなのか…というミステリー要素も含まれているようです。

物語は、ゾーラたちの船がスピノサウルスとモササウルスの争いに巻き込まれて転覆し、一般人家族とともに孤島に漂着するところから本格的に始まります。

そこで彼らは、この島がかつてジョン・ハモンドのインジェン社が恐竜造りの実験を行っていた秘密の研究施設だったことを知るのです。

島には何十年にも渡って放棄され繁栄してきた、突然変異した恐竜たちが生息しており、彼らはこれらの恐竜から逃げながら島からの脱出を試みることになります。

まさに初代「ジュラシック・パーク」のDNAを受け継ぐようなストーリー展開で、私はワクワクが止まりません!

コリン・トレヴォロウが確立した「ジュラシック・ワールド」の世界観

コリン・トレヴォロウ監督は「ジュラシック・ワールド」三部作の監督として、このフランチャイズに新たな命を吹き込みました。

彼が描いた「ジュラシック」の世界観の特徴は、まず第一に「恐竜と人間の共存」というテーマを大胆に推し進めたことでしょう。

初代「ジュラシック・パーク」が「人間が恐竜を管理する」という視点だったのに対し、トレヴォロウ監督は「ジュラシック・ワールド」(2015年)で「管理された恐竜のテーマパーク」を再び描きながらも、「恐竜が管理を超えて人間と対等になる」という展開を用意しました。

そして三部作の完結編「新たなる支配者」(2022年)では、恐竜が地球上の至るところに棲み着き、人間と共存する世界を描いています。

トレヴォロウ監督が考える「ジュラシック・ワールド」とは、文字通り「恐竜が地球を歩く世界」なんですね。

このビジョンは非常に壮大で、彼はインタビューで「ジュラシック・ワールドとは私にとって、地球上にいるのはほんの短い期間だという謙虚さを認識することについてです」と語っています。

人類の歴史と恐竜の歴史を対比させることで、私たち人間の存在の儚さと、自然との関係性を問いかけているんですね。

そう考えると、映画を観る目線も変わってきます。

最新作「復活の大地」で復活するクラシック要素とオマージュ

「ジュラシック・ワールド/復活の大地」は、コリン・トレヴォロウ監督が直接監督するわけではありませんが、彼はアドバイザーとして参加しており、彼が確立した世界観は引き継がれているようです。

本作のシナリオは、初代「ジュラシック・パーク」と「ロスト・ワールド」の脚本も手がけたデヴィッド・コープが担当しています。

コープは初代小説を読み直し、映画ではカットされたシーンも取り入れたと言います。

例えば、初代小説に登場した「筏に乗った登場人物たちがT-レックスから逃げるシーン」が本作に含まれているようです。

また、本作では「ジュラシック・パーク」へのオマージュが盛りだくさんとのこと。

『ジュラシック・パーク3』以来の復活となるスピノサウルスや、賢く獰猛なラプトル、巨大なモササウルス、空を舞うケツァルコアトルスに加え、本作で初登場となる大型草食恐竜ティタノサウルスも登場します。

このようなクラシック要素と新要素の融合は、長年のファンにとっても新規ファンにとっても魅力的ですよね?

私も恐竜映画好きとして、この新たな展開をとても楽しみにしています!

トレヴォロウ監督のアクション演出とリアリティへのこだわり

コリン・トレヴォロウ監督の「ジュラシック」作品における特徴の一つに、リアルで迫力あるアクション演出が挙げられます。

彼はインタビューで「映画の中で見るもののすべてが本物です。恐竜以外は」と語っており、CGに頼りすぎず実際のロケーションや実物大のアニマトロニクスを多用した撮影にこだわりました。

例えば「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」では、映画「ロニン」からインスピレーションを得た迫力あるチェイスシーンを撮影。

「どうやって彼らはロニンを撮ったんだろう?どうやったんだ?」と苦労しながらも、サウンドステージやグリーンスクリーンを使わず、生々しく汚れた雰囲気のあるアクションシーンを作り上げたといいます。

この映像へのこだわりは「復活の大地」にも引き継がれていると思われ、T-レックスが牙を剥き出しに迫ってくる瞬間や、海中から現れたスピノサウルスが勢いよく噛みつこうとするカットなど、スリリングなアクションシーンが期待できますね。

私個人としては、このリアルで迫力あるアクションが「ジュラシック」シリーズの魅力の一つだと感じています!

「ジュラシック」フランチャイズの未来と「復活の大地」の位置づけ

「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」(2022年)でトレヴォロウ監督による三部作は完結しましたが、「復活の大地」は新たな展開の始まりと位置づけられるかもしれません。

本作では、トレヴォロウ監督が描いた「恐竜と人間が共存する世界」から5年経過した設定で、恐竜たちが地球環境に順応できず、特定の地域に限られて生息しているという新たな状況が描かれています。

この設定は、「新たなる支配者」で描かれた世界の自然な進化とも言えますが、同時に初代「ジュラシック・パーク」のように限られた空間での恐竜との対峙というオリジナル作品の魅力に回帰する要素も感じられます。

私はこのバランスがとても絶妙だと思いますね。

また、「復活の大地」は「恐竜のDNAが人類を救う可能性」という新たなテーマも提示しています。

これまでのシリーズでは「恐竜の遺伝子操作」が問題を引き起こす原因でしたが、今回はそれが解決策になるという逆転の発想が興味深いです。

「ジュラシック」フランチャイズの魅力は、単なる恐竜アクション映画ではなく、科学技術の進歩と倫理、人間と自然の関係性について問いかけるSF要素にもあります。

「復活の大地」もその伝統を受け継ぎながら、新たな視点を提示してくれるのではないでしょうか。

世界中のファンとともに、この新たな「ジュラシック」の世界を体験するのが待ちきれません!

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